模型の街に

そっと現れた

駅員さんは

とても大きいのだった

包み込むように大きく

破壊的に大きく

仲間はずれなほどに大きく

ふんわりと大きく

くしゃん・・・

彼のくしゃみが

風速計を

狂わせる

優しげな顔をして

彼のしなやかな手は

この世界を

きゅっと

握っているのだった

ここ数日は花粉が恐ろしいのでほとんど遠出しませんでした。

が、今日はアルバイトがあり、久々に東京に出ました。

・・・朝の駅には突き刺すような春の陽射し、いつのまにか、こんなにも、まぶしくなっていました。

東京の駅員さんは蓄光素材のように、明るい色合いになりましたね・・・・いや、制服が変わったのではなく陽射しが変わっただけなのですが・・・・・

駅員は季節を写す鏡のようなもので、そのまなざしは透き通り、その声はいっしゅん発せられてはすぐに雑踏に溶けてゆく、そしてその黒色の制服さえ、季節の輝きに応じてその色合いを変える。

駅員とは受動でなければならないよ・・・・。

はい、おとうさま。

ひさびさに東京のカッコイイ駅員さんをみて、コンコースで立ち止まってみて、JR東の背中の曲線をみて、やはり東京の駅員は素晴らしいと思いつつ、マスクするとメガネがくもるなあと思いつつ、帰ってきました、ハァハァ。明日もがんばります・・・・。